けものフレンズ第1話から最終話までみた感想、考察②。伏線の回収と今後のプロジェクトへ。ネタバレ注意

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個人的な感想でしかないのですが、最終話を見て、設定、伏線、謎の解明については、ふわっとさせたというか、含みをもたせた終わり方になったなあ、と思いました。

このあとプロジェクトを進める上で、後から設定を加えたり、後から設定を覆す必要がでた場合、そういった変更をしやすいようになっているな、そのように感じました。
もちろん、設定を変える必要がなければ変えなくてもいいようになっているし、伏線ではないということであれば、そのまま流してもいい。

そういう柔軟さがあるなあ、そう思いました。


具体的な例をあげれば、例えば、かばんちゃんは人のフレンズから人に戻ったことになっていますが、それを覆そうと思えば覆せるし、そのままで行ったほうがいいとなればそのままいくこともできるようになっています。また、かばんちゃんを追いかけて、サーバルちゃんと一緒に誰が海に来たのか。それは、続編を考えたそのときに、最も適切なキャラクターにその役割を与えることができるようになっているのです

設定上の矛盾を起こさないために、また、プロジェクトの状況次第で、柔軟に変更を加えることができるようになっている、そのように感じました。




唐突ですが、プロジェクトチームのインタビューを見てみましょう。

梶井:『けものフレンズ』を立ち上げたきっかけは、吉崎観音さんのイラストと世界観を使った「IP(知的財産権)」を創出するのが目的だったんです。なので、大本はアニメやゲーム、映画を作るのが目的ではないんです。大げさな話をすれば、「今後100年続くIPを作りたい」という思いが根本にありました。

http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1488452395

大げさ、と謙遜されていますが、「けものフレンズプロジェクト」は「100年続くIP」を目指しています。つまり、先は長いのです(うまくいけば)。

そうであれば、この後「けものフレンズプロジェクト」を展開していく上で、設定と伏線にがんじがらめになって、思うようにお話しを作れない、キャラクターを動かせない、そういった事態は避けたいはずです。

また、一部の都合の悪い設定を闇に葬るなど、そういった明らかな失敗も避けたいに決まっています。

とはいいつつも、謎をまったく明らかにしない、伏線をまったく回収しないまま終わっては、それはそれで批判されることになるでしょう。それもまたよろしくない。

そういった事情を総合して落としどころを考えると「あとでいくらでもひっくり返せるように答えを提供し、そして、伏線の回収もギリギリにしかしない」そういうことなのかな、と思いました。そして、それで、「全然いい最終回だった」と思いました。

このあたりのお話しは以前にも書いていますので、こちらの記事も併せてどうぞ。

けものフレンズ第1話から第10話までみた感想、考察⑥。最終回までみても謎は解明しないであろう2つの理由。ネタバレ注意


続きます。

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